今日はこんな操作方法を解説していきます。
- モデルデータを編集しないで単線シンボルを非表示にする方法
- 非表示の単線シンボルを再表示する方法
この方法では立管の単線シンボル「〇」は非表示にできません。
1.単線シンボルを非表示にする方法
単線図,複線図,右前図,単線図(拡大)のビューを用意しました。
①非表示にしたい単線シンボルを選択します。
表示方向と表現を変更したビューなので、
ビュー全てで選択したバルブの色がマゼンタになっています。
②左側の「プロパティ」-「単線」-「記号の表示」を
「表示」→「非表示」へ変更します。
③編集中のビューで単線シンボルのバルブが非表示になりました。
他のビューでは表示さているので、
モデルデータは変更されていないことが分かります。
バルブ以外にも立ち下げのシンボルやダンパー等の単線シンボルも
非表示にすることが出来ます。
立ち下げのシンボルやダンパーをまとめて選択し、
「プロパティ」-「単線」-「記号の表示」を
「表示」→「非表示」へ変更します。
まとめて非表示にできました。
立ち上げシンボルの非表示には注意が必要です。
立ち上げシンボル自体は選択して「非表示」の設定も有りますが・・・
非表示にすると、立管シンボルは残り隠線処理はされません。
さらに、立管シンボルには非表示にする設定がありません。
結果として、コレジャナイ...
となります。
2.非表示の単線シンボルを再表示する方法
再表示するには少し工夫が必要です。
非表示になっている単線シンボルをビューの中から探し出すのは難しいので、
「要素マスク」を使用します。
①「配管」-「配管(単線)」以外を選択
「ダクト」-「ダクト(単線)」以外を選択
②再表示したいビューを選んで「すべてを選択(Ctrl+A)」
左側の「プロパティ」-「単線」-「記号の表示」を
「表示」へ変更します。
非表示のシンボルが再表示されました。
左側の「プロパティ」-「単線」-「記号の表示」が
「表示」となっている場合は→「非表示」のシンボル無し。
「 」空欄となっている場合は→「非表示」のシンボル有り。
と判断できます。
まとめ
- 単線シンボルは「プロパティ」-「単線」-「記号の表示」で「表示」と「非表示」を切替できる。
- 非表示にした単線シンボルは「要素マスク」を利用して選択する。
- 立管の単線シンボルは非表示に出来ない。